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ふるさとの珠洲(すず)と、そこから出てそこへと帰る旅にまつわるあれこれ。

山陰旅行2018 レポート「2日目 ① 鳥取市内編」

 
「1日目」の記事はこちら。
nouvellemer.hatenablog.com

 2日目。8月29日水曜日。
 暑くなりそうな、雨が降りそうな、なんだか嫌な感じの空気でした。この日の鳥取の最高気温を確認したら、35℃。今年は本当に暑かったですね。
 と、この日の予定は、鳥取民藝美術館で展示を見て、なにか面白いものがあったら買おう、というもの。それが今日のメインイベント。
 で、早速朝イチで行ったんだけど、なんと!
 休館日でした。
 鳥取のメインの予定なんだけど、これは完全にこちらの確認ミスで、普通に毎週水曜日は休館日でした。
 なぜだかしょっちゅうこういうミスをするので、ああ、またやってしまった、と深い反省をするのですが、こればかりは取り返しがつかない。
 仕方ないよね、と諦めて、とりあえず「すなば珈琲」で作戦会議をし、態勢を立て直すことに(もちろん未練はあります)。
 とりあえず、なにかセンスのいいお店を見たり、博物館の隣の「仁風閣」という建物は見たかったので、すなば珈琲のばかでかいウインナーコーヒー(アイス)飲み終えて、そのまま歩いて行くことに。
 途中、ガイドブックにも載っていた「定有堂書店」を見つけたので入り、『日本の色を知る』という本を買いました。町のみんなの本屋のようで、かつセレクトが独自な面白い本屋でした。いろんなジャンルでセレクトされているので、行くたびに発見があるようなお店。店員がずっとレジで本読んでるのもいい。
 仁風閣も、特に期待していなかったせいか、本当に綺麗な建物だと、素直に感動です。東京でいうところの岩崎邸みたいな感じです。でもここは、西洋的だけれど、どうしても日本的なものが見え隠れ。それがこの時代の西洋建築の面白いところですね。設計は、東京の赤坂離宮も設計した片山東熊博士です。岩崎邸は、そのお師匠さんのコンドル博士。
 そしてその隣の鳥取県立博物館も見流して、暑い太陽の下、ほとんど遮るものがない中、また歩いて帰りました。多分往復5kmくらい。
 暑いのが大嫌いなので、だんだん不機嫌になり、とりあえずホテルに帰って休んだはいいけど、この時点でまだ3時くらい。まだまだ時間があるじゃないか。
 過去の記事にも書いたとおり、鳥取砂丘には行く気がしないのですが(天邪鬼なので)、自然と手はスマホにのび、鳥取砂丘行きのバスの時刻を調べていました。
 また気温は落ちるだろうと思い直し、結局普通にバスで砂丘に向かうことに。
 路線バスはいいですね。
 ガタガタガタガタうるさくて不安になるけど、それもまたよく、またなにより、普段の町の風景が見れるのがいい。
 鳥取の人たちの暮らす日常の風景を見ていると、久々に旅に来たという実感が沸きます。
 途中、「こどもの国入り口」というバス停があって思わず降りそうになったけど、砂丘はその少し先、着いたのは4時くらいだったと思います。
 そしてその砂丘、これはまたいいものでした。図らずも、この日一番のいい気持ちになったのです。
 ディズニーランドのことをばかにしていた女の子が、実際に行ってみるとハマってしまうという、その心理でしょうか。
 あまり長い記事を書いてもあれなので、砂丘でのことは、また次回。
 また、この日のことを写真でどうぞ。
 

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鳥取民藝美術館。水曜休館なのでご用心。
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吉岡幸雄著『日本の色を知る』(角川ソフィア文庫)。写真が美しい。
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仁風閣。真っ白。綺麗です。冬の姿もいいらしい。
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街のスナップ。
 
 次回、鳥取にはすなばがある!?の巻。