ホーム・アンド・ジャーニー

ふるさとの珠洲(すず)と、そこから出てそこへと帰る旅にまつわるあれこれ。

平安の祈り/The Serenity Prayer

 
 今までの読んだいくつかの本の中に、この祈りの文章のはじめの4行が偶然にも(必然にも)書かれていて、以来、心に留まっています。
 アルコール依存症の患者の自助グループでのスローガン的に採用されたものとして知ったのですが、本来はラインホルト・ニーバーという牧師が考案したものだそうです。
 
 
The Serenity Prayer

God grant me the serenity
to accept the things I cannot change;
courage to change the things I can;
and wisdom to know the difference
.

Living one day at a time;
Enjoying one moment at a time;
Accepting hardships as the pathway to peace;
Taking, as He did, this sinful world
as it is, not as I would have it;
Trusting that He will make all things right
if I surrender to His Will;
That I may be reasonably happy in this life
and supremely happy with Him
Forever in the next.
Amen.

 
 
平安の祈り

神様、私にお与えください、
自分に変えられないものを受け入れる落ち着きを、
変えられるものは変えていく勇気を、
そして、二つを見分ける賢さを。

 
今日一日を生き、
この今を楽しみ、
苦難を平和に通じる道と受け入れながら、
この罪深い世の中を、あのお方がなされたように、
自分の意思を捨て、あるがままに受け入れながら、
この世ではほどほどに幸福を得て、
天国ではあのお方と共に永遠に至上の幸福を得る
という、神の意思にすべてを委ねるなら、
神様は、何事もよくしてくださると信じて。
アーメン

 
※「あのお方」とはキリストのこと
聖パウロ女子修道会公式サイトから引用
 
 
 なぜか、この言葉に癒されるというか、救いがあるというか、ふとしたときに思い出すんです。
 当初、はじめの4行に心を奪われたのですが、今になって読むと、次の段落にも心響くものがある気もします。
 できることはやった上で、神なるものに全てを委ねる。潔いほどそれを生きることが、もしかしたら平安への道なのかなあ。
 他力信仰の「おまかせします」の精神に通ずるところがあると思います。