ホーム・アンド・ジャーニー

ふるさとの珠洲(すず)と、そこから出てそこへと帰る旅にまつわるあれこれ。

詩集『おとはきこえ』 販売開始

 

 昨日は、ぼくのやっている活動、スモール・キャピタルについて軽く書きました。詩や小説、旅行記を書いて本を作っていると。それは「かく」という本だと。詳しくはHPの「かく」のページを参照ください。

www.small-capital.com

 ただ、昨日は書かなかったのですが、ずっとZINEとして無料で配布してきたものを、その最新号(第8号)から有料とました。理由はいろいろあるのですが、とにかく500円という値段をつけました。

 というのも、Amazonで買えるようにしたかったからです。友達が教えてくれたサービスなのですが、「プリントオンデマンド」というサービスを使うことで、自分で作った本をAmazonで販売できるのです。これは、自分で作った本のデータをアップロードすることでAmazonで販売が開始され、注文がある度に1冊から印刷して発送されるサービスです。スモール・キャピタルのブログにこのサービスについて詳しく書きましたので、興味のある方は読んでみてください。簡単にいうと、自分で作った本が販売でき、誰でもネットで買えるということです。ちなみにAmazonでの「かく」第8号の販売ページはこちらです。

 

 そしてこれからが本題。

 このプリントオンデマンドのサービスを利用して、また本が出ました。

 今日から発売です。

 昨日も書きましたが、「かく」に載せたものや新作を集めて、一冊の詩集を作りました。

 その名も『おとはきこえ』

 全44篇の詩が一冊になりました。ここでのハンドルネームも「こえ」ですが、一時期「乙脇こえ」という名前で「かく」を出していて、そこには「音は聞こえ」という語呂合わせも含んでいたのですが、それも含めて、詩集を『おとはきこえ』としました。

 内容は、詩を「意味」「音」「かたち」の3分類とし、3部構成にしました。目次を書くとこんな感じです。

  • はじまりに
  • 意味に意味があるならば(16篇)
  • 音は聞こえ(13篇)
  • かたちあるもの(13篇)
  • おわりに

 全102ページで、合間合間に写真が挟まれます。この写真も見てほしいポイントのひとつです。

 詩を書き始めたのは2011年の冬のことでした。それから5年経ち、このへんで集大成として一冊に本にしたのです。

 というわけで、販売ページはこちらになります。

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 詩集『おとはきこえ』、価格:1200円(+税)、102ページ 、四六判

 

 こんなこというのも恥ずかしいですが、出すことに意味があると思って、思い切って出すことにしました。「かく」に込めた意味、書き手・読み手・読んでない人の間の空気の変化、ダイナミズムを感じたかったのです。

 Amazonで販売といいましたが、ネット販売はあくまで、遠方の人でも買えるようにという思いくらいしか込めていなくて、基本的に手売りで売ろうと思います。手売りというのは、本を販売できるイベントなどのこと。珠洲では「一箱古本市」というものが開催されていて、それぞれ持ち寄った本(基本的には自分の古本)を販売できるイベントです。それが今度の5/14(日)、開催されるので参加予定です。それまでに『おとはきこえ』を用意して参加予定。また、「かく」のバックナンバーも配布・販売する予定です。

 一箱古本市は東京が本家で、金沢でもやっているようなので、それも参加できればと思います。

 また、「文学フリマ」というイベントも狙っています。これは同人誌などを作っているアマチュア作家たちが展示販売できるイベントで、コミケの文学版みたいなものです。金沢でも年に一度ほど開催されているようで、次の文学フリマ@金沢もできればやってみたい。

 そういう、面と向かって売り買いできるのがいいと思うし、なにより楽しい。

 どこかのイベントで、「かく」『おとはきこえ』を見かけたら気軽にこえをかけてみてください。なにかが始まるかもしれません。

 直接買えないという方は、Amazonの販売ページにてご購入いただければと思います。

 詩集『おとはきこえ』をよろしくお願いします。