ホーム・アンド・ジャーニー

ふるさとの珠洲(すず)と、そこから出てそこへと帰る旅にまつわるあれこれ。

今までとこれからのぼくの活動について

 
 また黙ったままでした。
「俺の国際芸術祭2017」シリーズはちょっと…挫折、です。

 今日確認したのですが、今年ぼくが出した詩集『おとはきこえ』の売り上げ(著者の取り分)が振り込まれていました。だいたい4500円ほど。
 ネットでの販売分が14冊とのことでした。そのうち10冊は自分で買ったものですが、それは手売りで完売済み。
 さらに別口で注文した20冊が、手元に6冊残っているので、プラス14冊手売りで売ったということなので、全部で28冊が売れたことになります。
 一冊1200円もする素人の詩集がそれだけ買っていただけたことには本当に感謝しているのですが、今まで販促活動らしいことを全くといっていいほど怠っていたので、ここできちんと宣伝しておかなければいけないと思い、書きました。
 ぼくは個人的に本を作って売っています。
 2012年に詩を書き始め、仲間たちと小冊子「かく」というものを作っていました(当時は無料)。文芸同人誌みたいなものです。
 今では自分一人になってしまい、名前を「SMALL CAPITAL」として引き続き活動中です。
 その詩作活動の集大成的に、今までの詩をまとめた詩集を作ったのです。
 現在、それがAmazonで誰でも購入することができます。
 詩集の販売ページがこちらです。
 また、「かく」の第8号の販売ページがこちら
 SMALL CAPITALのHPもあります。過去に出した本について見ることもできます。
www.small-capital.com

 こういう風にやっていています。
 いってみれば、《ひとり出版社》。

 Amazonで売っている分というのは、プリント・オン・デマンド(POD)というサービスを利用しています。
 PODというのは、注文があった分だけAmazonで印刷して注文者にお届け、という仕組みです。
 小冊子「かく」を始めたときは、執筆は当たり前ですが、編集、DTP、印刷、製本、売り込み…等、全部一人でこなしていました。
 書店に押しかけて、無料で置いてもらったりしてたのです。
 途中からそれがきつくなって、印刷・製本を印刷所に頼んだのですが。
 PODだと在庫を抱えなくて済むのですが、いろいろな理由から、きちんとした印刷所に頼んだほうがいいかなと思っています。
 理由というのは、PODだと写真の画質が悪いのもそうですが(本には写真も載っている)、在庫を抱えた分全部売ろうという気持ちも大事かなと思って。
 ずっと商売気がなくて、作ったら作りっぱなし、Amazonで買えるから欲しい人はどうぞ、みたいな態度を反省しています。実際ネットでは4冊しか売れてないし。
 それには、できれば手売りで売りたいという気持ちもあるのですが、もうちょっと販促活動をしてもいいかなと思った次第です。こういう風にしてブログに書くこともほとんど怠ってきたし。

 というわけで、SMALL CAPITALの現在のラインナップは以下のとおり(HPも参照)。

  • 「かく」第1号〜第7号(無料)……家内制手工業で作っています。希望の方に配布中。
  • 別冊「かく」第1号・第2号 ……インドを旅したときの旅行記です。
  • 詩集『おとはきこえ』……これまでの詩をまとめて。販売ページ

「手売り」といっていますが、どこで買えるのかと聞かれたら、直接買う場合は、主に珠洲で開かれている一箱古本市で売っています。
 これは、みんなが売りたい古本を持ち寄って、一日店主となり売ったり買ったりするイベントです。日本全国でやっているようです。珠洲もその一つ。
 ぼくもそこにできるだけ出店して、古本とともに自分の本も販売中です。
 今度の珠洲一箱古本市は、11/26(日)に、最近できたキャンピング場「CAMPING SPOT HAMANO」で開催されます(ぼくは用事があって出られません)。気になった方は是非。出店も歓迎されると思います。
 あとは、珠洲や他の能登のお店(書店や喫茶店など)に置いてもらっています。そこで手に取ってもらうかたちです。どこにあるかはHP参照ください。

 ここで二つ、今後の活動として考えていることが。
 一つは、別冊「かく」第1号が品切れ状態なので、再版するということ。インド旅行記第1弾です。
 200部近く印刷して、手元には無くなったのです。再版に伴って有料化するのは気がひけるけど、数百円とってみてもいいかなと思っています。現在それに向けて、加筆修正中。今読み返してみると、恥ずかしいほど下手な文章なので。完成したら、今までどおり手に取ってもらおうかと思います。
 もう一つは、去年書いた小説も本にしてみようかということ。小説を書いて文学賞に応募していたのですが、落選したので自分で本にしてやろうと。
「阿呆舟」というタイトルで、病院の精神科で働く青年が主人公の話を書きました。異常と正常の境がテーマ。これも加筆修正して、満足できる出来なら、本にしてみたい。
 なので、上手くいけば、近々2冊の新刊(?)が出ます。

 ということで、来年の抱負は、販促を頑張ること。恥ずかしがらずに。
 新しい本を、できるだけたくさんの方に手に取ってもらうことを目指して活動しようと思います。
 気になったことがありましたら、遠慮なくなんでも聞いてください。
 
 それでは、新しい本とともに、またどこかでお会いしましょう。